リビングから続くダイニングキッチンはL字型で、使い心地も良さそう。ガス・IHに加え、肉が焼けるバーベキューグリルまでビルトインされている。
「こちらはアムスタイルさんでのオーダーです。お料理をするときの動線をすごく良く考えて作ってくださいました。パッと料理道具が取り出せる引出の中身の間仕切り方にもプロフェッショナリズムを感じます。『アムスタイルといえばオーダーキッチン』と思われがちですが、実はうちのリフォームでお風呂以外はすべてアムスタイルさんのデザイン&設計なんですよ」。
このキッチンにご採用いただいているのが、ハンスグローエのキッチン水栓だ。グースネックタイプのシンプルなデザインとクロムメッキの輝きが美しい。そんなキッチンからはバスルームが見渡せ、同じモザイクタイルを使っているので一連のストーリーを描いている。
バスルーム設計を手掛けた東京バススタイルの山田さんは言う。
「アムスタイルさんのこだわりは細部にまで渡っていまして、『天井照明はキッチンからバスルームまで一直線に並ぶように配置してください』とお願いがありました。床タイルの目地も、キッチン側とバスルーム側でぴったり合っているんですよ。壁タイルは名古屋モザイクという15mm角のガラスタイルです。貼る際に接着剤の色が透けて見えてしまうので、黄色の接着剤はNG。白のものを必死で探しました。接着剤の塗り方も一度工場でテストしてもらったのですが、線で塗るとその線が見えるので、面で塗らなければなりませんでした。苦労しましたよ(笑)」。
「東京バススタイルさんのことは、ネットで『ユニットバス、タイル』と検索してヒットしました。リフォーム前のお風呂もタイル貼りだったので、今回もタイルが希望。ブログとか施工事例の写真をじっくり眺めて、ディテールに対するこだわりとセンスを感じてお願いすることにしました。担当の山田さんは『このような感じで良いですか?』とわざわざ画像付きのメールを送ってきてくださったり、今何が進行しているのか分かるのでとても安心。あとは、『こうしたい、ああしたい』という私の希望に対して、リスクやデメリットがあるところはきちんとお話をしてくださいました。素人が思いもつかない、目に見えない部分にまで気を遣ってくださったので、東京バススタイルさんを選んで良かった!と思います」と並木さん。