シャワーのカルキ取り:バスタイムを楽しむために

オーバーヘッドシャワーやハンドシャワーのカルキ汚れを正しく除去すれば、長く製品を楽しんでいただけます。そこで「正しい」お手入れについてまとめました。オーバーヘッドシャワー、天付式オーバーヘッドシャワー、ハンドシャワー、ボディーシャワー、どのシャワーでも簡単に輝きを保てるお掃除の方法をご紹介しています。

正しいカルキ除去:シャワーの輝きを保つために

カルキ汚れのないハンスグローエのハンドシャワー
お手入れされた清潔な見た目、そして問題なく使用できる安心感は、毎日のシャワーに喜びをもたらしてくれます。

高品質なハンスグローエのシャワーは、バスルームに癒しをもたらす存在。カルキでその喜びを曇らせず、いつでも清潔なシャワーをお楽しみください。お手入れはとても簡単です。以下のアドバイスとヒントを参考にして、美しいシャワーをいつまでも安心してお使いください。

ステップバイステップ:ハンドシャワーのお手入れ方法

オーバーヘッドシャワーのお手入れ方法

お手入れ簡単:ハンスグローエのシャワーは、多くが簡単に取り外して丸洗いできます

ハンスグローエオーバーヘッドシャワーにはスプレーディスクを簡単に取り外せるものが多くあります。そのためお手入れは難しくなく、手間もかかりません。

ご使用のオーバーヘッドシャワーやハンドシャワー、それぞれの注意点については、製品に付属の取付説明書をご覧ください

カルキのこびりつきと不具合を避けるには

お手入れ方法と洗剤を誤ると、シャワーを傷める恐れがあります。誤った取り扱いによる不具合は、製品保証の対象外となります。以下のアドバイスを、ぜひご参考になさってください。

お手入れ道具の選び方:

  • 柔らかく清潔な布を使用してください。硬いスポンジやマイクロファイバークロスなど、研磨素材のものは厳禁です。
  • 高温によってシャワーが壊れる恐れがあるため、スチーム洗浄機は使用しないでください。

洗剤の選び方:

  • クエン酸ベースのものなど、刺激の少ない洗剤を選んでください。
  • 塩酸、ギ酸、次亜塩素酸ナトリウム、酢酸を含んだ洗剤は使用しないでください。製品に著しいダメージを与える恐れがあります。リン酸入りの洗剤は使用に制限がありますので、ご注意ください。洗剤を混ぜて使用することは、絶対にお止めください。
  • スプレー洗剤を直接シャワーにかけないようにしてください。シャワー内部に洗剤が入り、故障につながるおそれがあります。
  • 普段のお手入れは、洗剤を付けた柔らかい布で優しく表面をふき取るようにしてください。
  • お手入れの後はシャワー本体を水道水で丁寧に洗い流し、その後しばらくシャワーから水を流してください。

定期的なお手入れ: 

正しい洗剤と道具を使用する以外に、定期的なカルキ汚れの除去もシャワーのお手入れには欠かせません。お掃除の頻度はご使用地域の水質によって大きく異なります。カルキ成分を多く含む場所でご使用の場合は、こまめなお手入れをお勧めします。シャワーノズルから出る水が濁っているように思えたら、カルキ汚れを落とすタイミングです。 

クイッククリーン:シャワーヘッドのカルキ汚れを簡単に落とせる、画期的機能

「クイッククリーン」は、しつこいカルキ汚れに対抗する独自の技術です。ハンスグローエ水栓とシャワーに搭載されており、ジェットノズルに付いたシリコン突起が特徴。指でその突起をこするだけで、カルキなどの汚れが簡単に落とせます。たったこれだけで効果は抜群、均一で勢い良く水が出てシャワーや手洗いの気持ち良さが各段にアップします。クイッククリーンはシャワーのお手入れの手間を省くだけではなく、同時に快適な使用感もキープしてくれる、一石二鳥のテクノロジーなのです。

シャワーに付着したカルキが引き起こす問題

シャワーへのカルキの堆積はさまざまなトラブルの元になるため、油断は禁物です。例えばこびりついたカルキで水の出が悪くなるのもその一つ。水の出方にむらがあったり、水はねがひどくなったりします。蓄積した汚れは不快なだけではなく、製品の機能性にも影響を及ぼします。何よりひどいカルキ汚れは見た目の印象を大きく損ないます。綺麗さや清潔感を失ったシャワーは、せっかく美しくデザインしたバスルームの印象を一気に下げてしまいます。

もう一つ見落とされがちな問題が衛生面です。カルキ汚れによって凹凸がついた表面は、バクテリアや細菌の温床になりかねません。清潔さに問題があるのはもちろん、健康上の危険も生じてしまう恐れがあります。

シャワーと水栓にカルキ汚れが発生する仕組み

カルキ汚れを効果的に防ぐには、まずその原因を知ることが重要です。カルキを含んだ水や硬水は、主に石灰質の砂岩がある地域に流れています。石から水に溶け出した石灰が、やがて我々の水道管へとやってくるのです。ハンスグローエが本社を置くドイツでは、一般的にドイツ硬度 (°dH) でその硬さを表しています。水栓から出た水が蒸発したり加熱されたりした後で残ったミネラルが、時間の経過とともに私たちがカルキと呼ぶ白い塊になっていきます。つまり、ミネラルを多く含む、硬度の高い水ほど水栓やシャワーにカルキ汚れがたまりやすいことになります。 

カルキの発生と温度の関係

お湯はカルキが蓄積しやすい:カルシウムイオンは冷水の方が溶けやすく、水を温めると溶けにくくなります。つまり、お湯にすると水に含まれるミネラルが沈殿してカルキ汚れになりやすくなるのです。

蒸発のしやすさ:冷水よりもお湯の方が早く蒸発し、含まれているミネラルが残ってカルキ汚れの蓄積につながります。キッチンやバスルームなど、常にお湯と蒸気が出る場所は特に注意が必要です。

クールスタートテクノロジーを搭載した水栓なら、冷水でカルキ汚れを防ぎながら省エネにも貢献します。ハンドルが真ん中にあるとお湯と冷水を混ぜる標準的な水栓とは異なり、クールスタート搭載のハンスグローエ水栓は、ハンドルがこの位置にある時は水しか出ません。省エネやCO2eの低減になるだけではなく、光熱費の節約にも役立ちます。

カルキ汚れがついたシャワーと水栓のサイン 

バスルームの汚れを常にチェックしていたとしても、カルキ汚れはなかなかのくせ者。シャワーや水栓にカルキ汚れがこびりついた時の特徴を知り、すぐにお手入れに取りかかりましょう。

ハンスグローエ Designflexとハンドシャワー
シャワーについたカルキ汚れを定期的に落とすことで、清潔さと快適さを保ちましょう

  • 水の勢いが弱まる:カルキ汚れの最初のサインが、水の勢いが弱くなることです。水栓のノズルにカルキが溜まって水の通り道が狭くなると、水の出が悪くなったり均一に出なくなったりします。
  • 水はねや水の出方にむらがある:シャワーから水がはねたり、一部だけ水が弱かったり強かったりする場合は、ノズルにカルキ汚れがこびりついている可能性があります。
  • 白または緑っぽい塊がある:水栓のエアレーター部分に白や緑がかった汚れがこびりついていたら、それはカルキです。この汚れは水栓とシャワーの本体や他の場所にも付いていることがあります。
  • 水栓を操作しづらい:水栓の機構部分にカルキ汚れが付着すると、レバーを動かしづらくなったり、ボタンの動きが固くなったりします。
  • 水を流すと異音がする:水栓にカルキ汚れが溜まると、特に水を出したり止めたりする際にカチカチまたはピーピーと音が鳴ることがあります。

シャワーのカルキ取りに関するFAQ

シャワーのカルキ汚れを綺麗に落とす方法が知りたい

軽い汚れなら、ハンスグローエ独自のクイッククリーンテクノロジーでしつこいカルキ汚れに対抗できます。シャワーのノズルに付いている柔らかなシリコン突起がその正体です。突起部分を指でこするだけで、カルキなどの汚れが簡単に落とせます。頑固な汚れの場合は、弱酸性洗剤で落としてください。洗剤をつけたコットンクロスで優しく拭くか、弱酸性洗剤を溶かした容器に数分間つけ置きしてから、水道水で充分にすすいでください。

シャワーの清掃頻度が知りたい

お手入れの頻度は、ご使用地域の水の硬度によって異なります。カルキ成分を多く含む硬水を使用する地域では、こまめなお手入れを推奨します。水の出が悪い、色が濁っているなど、カルキ汚れの兆候にも注意して、適切なタイミングでお手入れしてください。

カルキ汚れを防ぐ方法が知りたい

使用後にさっと乾拭きするだけでもカルキ汚れ対策になります。他にはお湯の設定温度を下げたり、洗面水栓などに搭載されているハンスグローエ独自のクールスタートテクノロジーを活用すれば、省エネ・節約にもなって一石二鳥です。

カルキがシャワーに与える影響は?

カルキ汚れが蓄積すると、ジェットノズルの詰まりなど水の出に影響を与えます。水の勢いが弱まったり、均一にシャワーが出なくなったりするのが特徴です。定期的なお手入れは、正常な水勢を維持して不具合を避けることにつながります。

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